包茎についての注目記事

包茎の種類について

そもそも包茎ってなに?という方もいるはずです。
ここでは包茎の種類やリスク、本当に手術が必要なのかなどといった基礎知識を紹介します。

包茎とは?

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包茎とは勃起時ではなく、通常時に亀頭が包皮に覆われている状態のことを言います。幼児のころは亀頭が包皮に覆われ、包皮と亀頭が癒着していて剥くことができませんが、思春期(第二次性徴)には包皮と亀頭の癒着がなくなり、亀頭が自然に露出していきます。
しかし、この時期の陰茎と亀頭の成長があまりない場合や、包皮の量が多い場合には亀頭が完全に露出しません。

包茎の種類は?

包茎には主に「仮性包茎」、「真性包茎」、「カントン包茎」の3種類に分けられます。

仮性包茎

もっとも多い包茎の種類で、勃起していない平常時は包皮が亀頭を覆っており、手で剥くと亀頭を簡単に露茎することができます。
勃起すると亀頭が自然と露茎する軽度の仮性包茎から、勃起してもほとんど包皮を被ったままの仮性包茎までさまざまです。日本人男性の約7割がこの「仮性包茎」と言われています。

真性包茎

包皮口が非常にせまい、または亀頭と包皮の癒着により平常時、勃起時でも皮をめくることができない状態を「真性包茎」と言います。
無理に剥こうとしても包皮口が狭く尿道口が見える程度しか剥くことができないケースが多いです。また、勃起時でも剥くことが困難なため、窮屈に感じたり痛みが伴う場合もあります。
亀頭が包皮に常に覆われていると、亀頭の成長を妨げられてしまう可能性があります。

カントン包茎

包皮口がせまいため、亀頭を露出させようとすると、亀頭が包皮に締め付けられる状態を「カントン包茎」と言います。
平常時には亀頭をどうにか露茎させることができますが、勃起時や露茎時に痛みが伴う場合が多いのが特徴です。
包皮口がせまいために、包皮を無理に剥くと痛くて元に戻せない場合があり、うっ血してしまうこともあります。

包茎のリスクは?

治療が必要と言われいる包茎は、「真性包茎」と「カントン包茎」です。

まず、「真性包茎」は常に包皮が亀頭を覆っているため不衛生な状態が続き、病気を誘発する原因になります。きれいに洗うことができず清潔に保てないため、雑菌が蓄積していき、「亀頭包皮炎」や「性病」などの病気にかかるリスクは高くなります。
また、不潔な状態での性行為は、相手の女性に細菌などをうつしてしまい、膣が炎症を起こしてしまう原因にもなると言われています。
これらのことから、成人になっても真性包茎のままであれば、すぐに医療機関などに相談する必要があります。

次に「カントン包茎」ですが、包皮口がせまいため無理に剥くと戻らなくなる場合があり、亀頭が締め付けられ、うっ血した状態になり、大変危険です。
放置していると細胞の壊死につながり、最悪の場合には元に戻すのが困難になってしまいますので、「カントン包茎」の場合も医療機関を受診する必要があります。

まとめ

「真性包茎」と「カントン包茎」については、一般病院だと保険適用で手術を受けることができます。ただ、一般病院では、余り皮を切って縫合するだけの単純な手術も多いため、見た目や傷跡の目立たなさなどの美容的な部分については、様々となっています。
見た目を気にする人には、傷跡の美しさや自然な仕上がりに力を入れている「美容クリニック」をおすすめします。
大体の包茎は病気ではありませんが、治療が必要な包茎もあります。デリケートな部分のため、医療機関に相談することをためらってしまいますが、勇気を出して行動に移しましょう。

ワンポイントアドバイス

・「真性包茎」と「カントン包茎」は医療機関に相談を
・仕上がりを重視する人は美容クリニックがおすすめ
・清潔を保つことが大事